令和6年度営業報告
55期は、全体としては減収減益となりました。
不動産賃貸借部門では、建物賃貸物件においては増収となりました。新規の大型物件等はありませんでしたが、既存物件の中での借り戻しや短期利用等の多様な対応を行うことでテナント様にもお役に立つことができました。
また前期に数カ所のオーナー様からの値上げ要求もございましたが、テナントの皆様にもご理解ご協力戴き値上げできたことも増収に反映しております。
価格転嫁が全てにできたわけではありませんでしたが、長くご利用戴くこと第一に対応させて頂いています。
駐車場物件においては、大型車両駐車場、新車モータープール、中古車展示場をはじめ、運送会社様営業所開設並びに移転等の対応をさせて頂いておりますが、今期は6カ所の新規物件をご用意致しました。素地でお借りし、当社で開発申請、伐採伐根から造成工事費用等を負担しておりますので、賃貸物件投資資産の額も大きくなりますが、中長期での確かな回収が見込まれ適度な循環となっております。
今後も駐車場のご要望は継続すると見込まれますので新規物件の開発から多少のエリア拡大を行いご提供できる駐車場物件を確保して参ります。
自社物件においては、駐車場物件のオーナー様からの売却希望物件を当社で買い上げさせて頂きました2件を自社物件に組み入れました。また賃貸中の駐車場物件が手狭となった案件では隣地を自社で購入し拡張に繋げることができました。
仲介管理部門では、今期も保守点検、リース、建物維持修繕、清掃衛生作業や警備管理等が中心ですが、今期は特に単発の保管や短期の賃貸管理等も発生し収益の要因となりました。
今後も賃貸借や建設工事売上とは異なる多様なサービスの業務を進めて行きます。
建設工事部門では、賃貸物件並びに既存顧客の案件を中心に受注しています。前期には既存顧客の工場増築工事を受注したことで大きく増収となっていましたが、今期は減収となっております。今後も賃貸物件関連、既存顧客を優先に受注して参ります。
これからも各部門においても、お客様の事業の効率や生産性の改善につながるよう努め、快適なご利用に向けてお手伝いして参ります。

2024.11.14 株式会社トーヨー 代表取締役 北園 稔 |
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